セフレを出会い系で探せるって聞いて、1回だけやってみたら…

「私はあなたのセフレじゃない」

そう言って初めての彼女は半年で僕の下を去りました。
今から1年前、20歳の時でした。ショックでしたね。でも確かに思って見れば、会うたびにセックスしていたというか、セックスする為に会っていたような、そんな節がないわけではありませんでした。

初めての彼女ということもあって、それはそれは落ち込んでしまいまして、若干トラウマ化してしまう始末。しかし先日、出会い系でセフレを探せるという話を聞いて、僕は思ったのです。

セフレと彼女を両方作ったら彼女との関係が上手くいくんじゃないだろうか

性欲専門のセフレ、愛情専門の彼女。これで上手くバランスが取れるのではないか。我ながらバカな発想ですが、不思議と一蹴する気にはならなくて、僕はインターネットで情報収集…

そしてセフレが探せる掲示板を使い、PCMAXという出会い系に登録してみました。
このサイトの掲示板機能を使うと女性が画像付きで検索できるので、すごく便利です。

出会い系サイトに登録してセフレ探しを始めてみる

PCMAXに登録してからすぐにプロフ検索で該当した、同年代の女性5人くらいにメールを送りました。一人一人丁寧に文章を作ってメールを送ったので、合計2時間くらいかかりました。しかし返信はまさかの内1通のみ。

え、全然返事来ないけど…こんなもんなの?といった感想。
正直ぜんぶ返ってくるとばかり思っていたので、割とショックでした。自信にひびが入ります。けれども落ち込んでばかりはいられない。

こうなったらその1通を大事にしよう。そう思って俺は、まなみちゃん20歳、同じく大学生とやり取りを始めました。

「あんな丁寧なメールもらったの初めて。笑」
「え、みんなあんな感じじゃないの?」
「少なくとも拝啓から始める人はいないと思うなあ」

なんてこった。初っ端から失敗していましたよ。てっきり拝啓から始まり季節の言葉を経由してからの敬具で締め、という流れかと思ったら全然違ったわけですね。せっかくネットで調べながら書いたのに。

でもまあそのバカ丁寧なメールからこうしてやり取りが始まり、女性目線から見る出会い系に関することもあれこれ教わることができたので結果オーライです。LINE交換もおかげでスムーズにできましたしね。

女性は出会い系=セフレ募集の場と思っているのか否か

LINE交換をしたはいいものの、そこからがなかなか難しい。数日間に渡って会話をしているものの、下ネタは一切なし。

というか、どういう流れでセフレとかできるの?

エッチしよとか誘えば良いのだろうか、それともホテルに誘った方がスマートかな。なにせ付き合った経験もセックスの経験もたった一人。まだまだ初心な男子大学生なわけですよ。

しかし、そこで思わずうろたえてしまう事態が発生。まなみちゃんの方から水を向けてきたのです。

「出会い系に登録したのって、やっぱりセフレ探し?」

こ、これはどう答えればいいんでしょう。なんだかここが分岐点のような気がします。そこはかとなく、そんなような雰囲気漂っています。けれども彼女は、そんな僕の内心の葛藤を察することなく、話を続けました。

「私そういうセフレとかよくわからなくて。だとしたら申し訳ないかなって」
「じゃあなんで出会い系に?」
「友達がやってみればって。一応事情みたいなものもあったりはするんだけど」

事情かあ。俺みたいな感じかなあ。親近感が湧いてきてしまい、僕は彼女に出会い系に登録するまでの経緯を説明しました。女性にするような話ではありませんでしたけど、まなみちゃんは「やっぱり男の子ってそういうもの?」と訊き返してきました。

なんでも、まなみちゃんも彼氏と別れたばかりで、その原因がセックスを拒否し続けていたからだそう。処女ではないが、その人のセックスには全く愛情が感じられず、気持ち良くも何ともなかった。彼女はそう言っていました。

「男の子って、愛情とかなくてもそういうことできちゃうの?」

まなみちゃんは純情過ぎたのでしょうね。ある意味、ロマンチスト。彼女の友達はそれが妄想に過ぎないことを示したくて、出会い系を勧めたのかもしれません。男ってそういうものだよ、ということを教える為だけに。

だったら僕も、役目を全うしなければいけない。そう思いました。多分、このままでいけば彼女はセフレと恋人の境を曖昧にしたまま年を重ねてしまう。それは不幸なことで、誰の為にもならない。きっと元カレのような男にまた捕まってしまうに違いない。

だから僕は言いました。

「うん、できるよ。愛情なんかなくても」

出会い系で恋人が見つかり、そしてセフレも生まれそう

まなみちゃんとの関係性はその後、劇的な変化を迎えました。初めは友達からスタートした関係は、今では恋人へとステップアップしています。

しかしセックスはしていません。おそらくこれからも、彼女が求めてこない限りはしないでしょう。プラトニックとは違う。そんなキレイなものじゃない。歪な形に交わった図形がそこには存在しています。

「私はセックスが嫌い。だからセフレを作ってもいいよ」

待ち望んだ結末。確かにそうだ。でも僕にはそれが悲しくてたまりません。こんな状況になって初めて気づきました。ロマンチストなのは僕も同じでした。結局のところ僕は、好きな人としかセックスがしたくないのだ。

セフレって言葉がいけないんじゃないだろうか。セックスフレンド。別に友達じゃなくても良いのに。セックスラバー、略してセクラバ。これでも良いじゃないか。

セフレ兼恋人

夢と股間だけが膨らみ、そして僕は今日も独り片手を動かす。いつか彼女がセックスを望んでくれる日を信じながら。